50才代の女性患者Cさん。肩甲骨あたりが、いつも痛みがあり気になります。そこで治療の前に、あることをやってもらいました。
「Cさん、そしたら硬式ボールをお尻に当てて、その痛みを取ってみましょうか?」
と畳部屋でうつ伏せになっていただき、臀圧(でんあつ)というツボに私が親指で押圧。
「Cさん、腰の横にある出っ張り(大転子といいます)と、お尻の上の方の出っ張り(上後腸骨棘といいます)のちょうど真ん中を押しますよ・・・・どうですか?」
「痛い!」
「Cさん、この痛み覚えていてくださいね。」
とCさんには、痛みを覚えていただいて、今度は仰向けになっていただきます。そして、硬式ボールをお尻に当てて、同じ痛みのところを探していただくのですが、直ぐに見つかりました。
「ここです!」
「痛気持ちがいい程度の状態を作ってくださいね・・・・どうですか、その状態で3分は持ちそうですか?」
「大丈夫・・・・全然・・・いけます。」
「そしたら・・・・OKグーグルタイマー4分お願いします。」
と、1分オーバーの4分に設定して、気持ち良さを味わってもらうことにしました。そして、4分が過ぎ、Cさんにゆっくり立っていただきます。
「肩どうですか?」
「・・・・・・あれ?痛くない!・・・・ホントに痛くない!」
大きな目をもっと大きくして絶句されるCさん。という訳で臀圧(でんあつ)の威力をお伝えしました!